昭和歌謡文化の輝きを後世に繋ぐことが、本会の目的です
昭和歌謡は、歌手ばかりではなく偉大なる作詞家や作曲家、演奏家などが名を残してきました。
果たして、その流れは、現在の歌謡界にも受け継がれているでしょうか?
歌手もアーティストと呼ばれるようになって久しいですが、昭和歌謡には、歌手を歌手としてしっかりと位置づける力強さがあったように感じます。
表現者としてよりも、歌のプロとしての能力が評価された時代でもありました。ホンモノしか評価されない世界です。
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時代は巡り、気がつけば、テレビメディアは、似たような詞と似たようなサウンドに占拠されつつあります。
紅白歌合戦において、2010年を最後にビッグバンドの姿も消えてしまいました。
バンドの音は、会場に通信回線で送るカタチになってしまったのです。
もちろん、テクノロジーの進歩や加工技術の向上は、悪いことではありません。しかしながら、リアルの大切さを失ってしまうのではないかと心配になります。
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音楽が今よりもリアルだった時代。それぞれの分野のスターたちが輝いていた時代。音楽が思い出を心に刻んでくれた時代。昭和歌謡は、多くの人々に夢と憧れを蒔き、思い出を育み、生きる力を注いでくれたのです。舞台演出、映像表現、作詞、作曲、振り付けなどなど、芸能表現プロたちが集まって百花繚乱の輝きがあった昭和歌謡文化。その輝きを後世に繋ぐことこそが、本会の大きな目的です。
多くの人に、生きる力となる音楽が生まれる、歌謡界であることを願います。